アニソン好きの雑記帳

アニソン大好き男の、ボヤキやら思うアレコレ……

「アニソン好き」

 大好きなアニソンについて、感じたことをちょこちょこと書くというのを始めてみることにした。心に一瞬燃え上がった火を少しでも消さずにおくために、有用な方法だと思ったからだ。尤も、自分は飽きっぽい性格であるので、どれだけ続けられるかは全くもって分からない。

 自分は「アニメ好き」ではなく「アニソン好き」である。アニメは殆ど観ないが、アニソンは非常に好んで聞き漁っている。

 これは極めて珍しいケースであるようで、友人らからそう言われるだけでなく、自分でも感じさせられる瞬間は多い。例えば、2ちゃんねるの板ひとつとってみても、アニメ系の板の賑やかさに反して、アニソン板の静かなこと。「アニソン」単体に情熱を注ぐ人間は、どうやら希少なようだ。

 そもそも当然のことながら、「アニメ」があってこその「アニソン」であることには疑いの余地がなく、いやな言い方をすればアニソンはアニメに従属する関係にある。それは勿論ではあるが、自分がアニメをすっとばして「アニソン」に惹かれて止まない理由もまた存在する。

 自分が深夜アニメの主題歌を諸々聴き始めたのはおよそ10年程前だ(もうそんなに経つのかと、いささかセンチな気分にもなるが)。そのときの衝撃は忘れない。今まで聴いてきたJ-POPとは明らかに違う。これほどまでに高揚感を味わえる音楽があったのかと、新しい扉が開いた心地がしたものだ。つまりざっくり言えば、アニメの中身抜きにしても自分にとってアニソンは非常に惹かれるものだったのである。

 多様性こそがアニソンの大きな魅力のひとつでもあるのだが、アニソンにしかない曲調というのもまた確かに存在するのではないか。おそらく「あ、アニソンっぽい」と感じるのがそれだ。少なくとも10年前当時のそこの部分が、自分の理想とこれ以上なく合致したのだと思う。

 そこからどんどんとアニソン世界にのめり込み今にまで至るわけであるが、そのスタンスもずっと変わらず、即ち、アニメは観ないがアニソンは聴くというのを貫いている。友人から幾ら「そんな奴そうはいない」と言われようが、自分がこれまで培われてきたアニソンの魅力やクオリティを心から信頼しており、そしてそれを自信を持って好きと言えるのだから仕方のない事なのだ。

 前置きが過ぎたが、こういったバックヤードの上に、些細なことからデリケートなことまで突発的な衝動のままにつらつらと書いていこうと考えている。アニソンを聴くことと、そこから生まれる様々な思いを記すという作業とが、良い循環を生むことを願っている。